直近の業績(2023年3月期:連結)

決算の概要及び連結決算ハイライト

当連結会計年度におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症に対する行動制限の緩和など政策の見直しが進み社会経済活動に回復の兆しが見え始めております。しかしながら、ウクライナ情勢等の影響を受け、原材料価格の高騰が続いており、先行きは依然として不透明な状況で推移しました。このような経済環境のもとで当社グループは、2023年3月期から2025年3月期までの3か年を計画期間とする新中期経営計画「“Resilience” Rasa 2024 ~再生から飛躍へ~」を策定し、グループ・ガバナンスの確立を最重要課題と位置づけ、グループの連携をさらに強固なものとしつつ、更なる飛躍を目指し、持続的な企業価値向上に取り組んでまいりました。その結果、当連結会計年度の売上高は、プラント・設備工事関連が減収となったことを受けて296億56百万円となり、前連結会計年度と比べ16億72百万円(△5.3%)の減収となりました。利益につきましては、営業利益は28億53百万円となり、前連結会計年度と比べ3億2百万円(11.9%)の増益となりました。また、経常利益は29億84百万円となり、前連結会計年度と比べ1億72百万円(6.1%)の増益となりまし た。親会社株主に帰属する当期純利益は21億14百万円となり、前連結会計年度と比べ1億円(5.0%)の増益となりました。

(単位:百万円)

  2023年3月期
  金額 構成比【%】
売上高 29,656 100.0
営業利益 2,853 9.6
経常利益 2,984 10.1
親会社株主に帰属する当期純利益 2,114 7.1

業績推移(2023年3月期 各四半期累計期間)

売上高

(単位:百万円)

営業利益

(単位:百万円)

業績見通し

今後の見通しにつきましては、新型コロナウイルス感染症対策の緩和による経済活動の回復が見込まれるものの、ウクライナ情勢の長期化、資源価格や原材料価格の上昇、為替変動の懸念等により、経済の先行きは依然として不透明な状況が続くと予想されます。このような状況の下、資源・金属素材関連では、半導体市場の減速によりジルコンの需要がやや鈍化することが見込まれますが、産機・建機関連及び環境設備関連では、仕入価格上昇等の懸念はあるものの、一定の業績は維持できる見込みです。化成品関連では、自動車の生産台数回復による需要増が期待される一方で、プラント・設備工事関連では、2021年3月に判明した連結子会社旭テック株式会社の不適切会計処理事案に伴い、再発防止策に基づく徹底した組織改革を実行した影響により、工事の受注量が一時的に減少しており、業績の落ち込みが見込まれます。以上を踏まえ、次期(2024年3月期)の連結業績見通しにつきましては、売上高290億円、営業利益24億円、経常利益26億円、親会社株主に帰属する当期純利益19億50百万円を見込んでおります。

(単位:百万円)

  2024年3月期 第2四半期(実績) 2024年3月期(予想)
売上高 13,147 29,000
営業利益 875 2,400
経常利益 977 2,600
親会社株主に帰属する
当期(四半期)純利益
691 1,950

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