直近の業績(2025年3月期:連結)

決算の概要及び連結決算ハイライト

 当連結会計年度におけるわが国経済は、企業収益や雇用・所得環境が改善する中、個人消費にも持ち直しがみられるなど、景気は緩やかな回復基調で推移しました。
 しかしながら、原材料価格の高騰等に伴う物価上昇による個人消費への影響のほか、米国の通商政策や中国経済の停滞などから景気を下押しするリスクが懸念され、先行きは依然として不透明な状況が続いております。
 このような経済環境のもとで当社グループは、2023年3月期から2025年3月期までの3か年を計画期間とする中期経営計画「“Resilience” Rasa 2024 ~再生から飛躍へ~」のもとに、グループ・ガバナンスの確立を最重要課題と位置づけ、グループの連携をさらに強固なものとしつつ、更なる飛躍を目指し、持続的な企業価値向上に取り組んでまいりました。 当連結会計年度の売上高は、主に資源・金属素材関連、プラント・設備工事関連が減収となったことを受けて265億68百万円となり、前連結会計年度と比べ13億47百万円(△4.8%)の減収となりました。
 利益につきましては、営業利益は25億32百万円となり、前連結会計年度と比べ34百万円(1.4%)の増益となりました。また、経常利益は28億42百万円となり、前連結会計年度と比べ25百万円(0.9%)の増益となりました。
 親会社株主に帰属する当期純利益は20億79百万円となり、前連結会計年度と比べ81百万円(4.1%)の増益となりました。

(単位:百万円)

  2025年3月期
  金額 構成比【%】
売上高 26,568 100.0
営業利益 2,532 9.5
経常利益 2,842 10.7
親会社株主に帰属する当期純利益 2,079 7.8

業績推移(2025年3月期 各四半期累計期間)

売上高

(単位:百万円)

営業利益

(単位:百万円)

業績見通し

 今後の見通しにつきましては、米国の通商政策や紛争による国際情勢の不安定化、資源価格や原材料価格の変動、外国為替相場の変動の懸念等により、経済の先行きは依然として不透明な状況が続くと予想されます。
 このような状況の下、資源・金属素材関連では、半導体市況の回復に伴いジルコンの需要回復が見込まれ、産機・建機関連では、仕入価格上昇等の懸念はあるものの堅調に推移する見込みです。さらに、環境設備関連及びプラント・設備工事関連では、大型案件の獲得による業績の回復が見込まれ、化成品関連では、国際情勢の不安定化により、当社取り扱い製品の需要も不透明感を増しております。
 以上を踏まえ、次期(2026年3月期)の連結業績見通しにつきましては、売上高280億円、営業利益25億円、経常利益27億円、親会社株主に帰属する当期純利益20億円を見込んでおります。

(単位:百万円)

  2026年3月期 第2四半期(予想) 2026年3月期(予想)
売上高 12,000 28,000
営業利益 730 2,500
経常利益 810 2,700
親会社株主に帰属する
当期(四半期)純利益
570 2,000

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