ラサ商事用語解説

資源・金属素材関連

ジルコンサンド オーストラリア、南アフリカが2大生産地である天然鉱石。「融点が高い」「比重が大きい」「硬い」などの特性を活用し、スマートフォンやタブレットPCのタッチパネルの素材、風力発電用の部品向けジルコン加工品の原料、半導体業界でのICチップの鏡面加工研磨材や、PDP(プラズマディスプレイパネル)の原料など産業界において幅広く使用されている。
金属シリコン 珪石(ケイ素《Si》と酸素《O2》が主原料)を電気炉で精錬し、酸化物を還元したもの。
自然エネルギーとしての太陽電池用シリコンウエハー原料、半導体シリコンウエハー原料、自動車用アルミ合金添加物などに使用されている。
ジルコニア ジルコンサンドを電気炉で溶融し、酸化ジルコニュウムを98%以上にした製品。「融点が高い」「強度が大きい」「化学的に中性で安定している」などの特徴がある。 液晶やプラズマディスプレイガラスの溶融耐火材や、自動車や電車の車両のブレーキ材料、光学レンズ研磨材など幅広く使用されている。

産機・建機関連

スラリーポンプ 固形物を含む液体の混濁液(スラリー液)を送るポンプ。
ワーマン®ポンプ オーストラリアのワーマン社で開発されたポンプ。液体の性状に合わせ接液部の材質をゴム、金属の組合せに変更できる高機能なポンプ。磨耗性や腐食性のある液体や強酸・強アルカリスラリー液を送ることが出来る。また磨耗した接液部を交換することで半永久的に使用することができるという特徴を持つ。
化学、排水処理、製鉄、非鉄金属、発電所、鉱業、精錬、製紙、窯業、食品、上下水道等多岐に渡る分野で使用されている。
ヒドロスタルポンプ スイスのヒドロスタル社で開発されたポンプ。もともとは水産業で魚を傷つけずにポンプ搬送することを目的に開発されたもので、その特徴から壊れやすい固形物の非破壊流送や、長い繊維状のものを閉塞させることなく送液することができる。
この特徴を生かして、下水処理場、し尿処理場を主として、製紙(湿式不織布)、食品、化学等で幅広く使用されている。
セミシールド掘進機 下水道などのトンネルの掘削に使用される機械。
当社の建設機械における主力商品で、当社は下水管やケーブル管埋設用の比較的小さな口径の製品をインフラ整備用に納入している。

環境設備関連

水砕スラグ製造設備 製鉄所の高炉の付帯設備。製鉄業界では「ラサ・システム」として世界的に知られている。
鉄製造過程で発生する副産物の「溶融スラグ」を、セメント原料などとして再利用できるように高圧水で急冷・粒状化する設備で、製鉄所においては不可欠な設備となっている。
IGCC 石炭ガス化複合発電。
Integrated coal Gasification Combined Cycle」の略。
従来の石炭火力発電よりも発電効率が高く、石炭を燃料とする発電方式の中ではCO2の排出量が最も少ない発電方式。
CCT Clean Coal Technology」の略。
石炭を燃やしたときに発生する二酸化炭素・硫黄酸化物・窒素酸化物などの有害物質を減少させる技術。

化成品関連

KES 「環境マネジメントシステム」の規格。「Kyoto Environmental Management System Standard」の略。環境マネジメントシステムとしては、ISO14001が最も有名であるが、これと同様にKESは「グリーン調達」として、取得企業に対する優遇制度がある規格である。イズミ(株)は2009年5月にこの規格を取得した。

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